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相手が求めているのはアドバイザーではなく理解者

「女性は話を聞いて欲しいだけ。余計なアドバイスはいらない」これはよく言われる話ですが、わかっていても男性はなかなか聞くことに徹することができません。

男性は女性が何か悩みを話すと、「俺も昔そんなことあってさ」と、自分語りが始まり会話泥棒をしてしまう傾向があります。そのうえ頼まれてもいないアドバイスをしてしまい、女性がますます不機嫌にさせてしまうということを度々くりかえしてしまうのです。それでも、男性は自分はいいアドバイスをしたと思っているので、女性が不機嫌になる理由がわかりません。
この「会話泥棒+余計なアドバイス」、上司と部下の間でもよく行われているものなのです。以下の例で見てみましょう。


上司が、最近元気のない部下のA君を飲みに誘い理由を聞きます。

上司「最近どうしたんだ?以前は活発に意見を出していたのに最近会議でも発言がないじゃないか」

A君「最近自分に自信が持てないんです。このままでいいのかなって」

上司「そんなことないだろ。お前はよくやってくれてるから自信持てよ!」(共感なし、意見の否定)

A君「でも毎日係長に怒られてますし」

上司「俺だってお前くらいの頃はよく怒られたもんさ」(共感なし、会話泥棒、自分語り)

A君「・・・」



いかがでしょうか?少し大げさかもしれませんが、こういうやりとりは普通にあるものなのです。ちなみに一般的な管理職研修で出てくるVTRでもこういうやりとりが出てきます。こういう事例を見ても「俺は大丈夫だ」と思う人がほとんどで、自分には問題がないと思っている人がほとんどです。

コンサルティングの中で、部下のマネジメントでお悩みの管理職の話を聞き、実際のやりとりを拝見していると全く相手の話を聞けていないことがほとんどです。

相手が求めているものを理解できていないので正確な指示も出せません。部下の悩みのしっかり聞けていないので成長を促すこともできません。自分の話も聞かない人からアドバイスを受ける人なんて世の中にはいません。管理職がこの事を認識しない限りは自分のマネジメントの悩みは解決できません。

相談してくる人のほとんどは、アドバイスが欲しいのではなく理解してほしいのです。求めているのはアドバイザーではなく理解者です。
マネジメントでお悩みの方は、まず徹底的に相手の話を聞き理解するということを実践してみて下さい。