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問題を「人の意識に」してしまうと改善は進まない

問題が発生した際を行う原因追求においては、なぜなぜ分析に代表される真因特定の思考プロセスで必ず出てくるのが「意識が足りなかったから」というものです。

意識とは何か?という話をすると哲学の世界に入って長くなってしまうので、

意識=自分の思考や周囲の状況などを正確に認識していること

という定義にしておきます。

「うちの連中は意識がまだ足りなくてミスばっかりするんだよ」
「すみません意識が足りませんでした」
「意識を高めて2度とないようにします」

こういう言葉が頻繁に出ている場合は要注意です。問題の真因にせまれていない可能性があります。


問題の発生原因を意識にしてしまうと、対策も「意識づけする」「周知徹底する」になってしまい、対策も抽象化してしまいます。

もちろん人が注意して行動していれば、ミスも問題も起きにくいのは確かですが、それでは本質的な解決になりません。少し注意力が落ちたくらいで起きてしまう問題は、しくみや環境そのものが悪いことの多いからです。

ですから、問題発生の真因追求の際には、ハード的(物理的)要素とヒューマン的(人の考え方に起因)に分けて考えると良いでしょう。

人が意識しやすくするためのしくみや仕掛けを対策として考えるところまで出来ることがベストです。