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コミットメントと一貫性


影響力の武器(ロバート・B・チャルディーニ 著)でも語られているコミットメントと一貫性についてです。

コミットメントは日本語では約束・公約・責任と訳されることが多いのですが、ビジネスシーンでは”強い覚悟を負う約束”という意味合いで使われることが多いですが、マネジメント用語では”心理的契約”という表現で訳されている例をよくみます。どちらにしても「強い約束」という意味合いになりますので、ここでも「強い約束」と定義しておきます。

いっぽう一貫性の定義はわかりやすいと思います。

”最初から最後まで矛盾がない状態であること。同じ態度を持続すること(大辞林)”

余談ですが、一貫性という言葉は私も個人的に好きです。一貫性のある人と一緒に仕事をしていると、とても安心できますし少々のことでもブレないので目的に集中した仕事ができます。

話を戻します。この一貫性を保とうという姿勢は誰もが持っているものです。変な議論にでもならない限り、自分の主張を通すための発言や行動を取ろうとします。「お前言ってることがコロコロ変わるじゃないか!」と言われないようにするための抑止力として働いている側面もありますね。

そこで、このコミットメントと一貫性をマネジメントで活用すると効果的にチームを率いることができます。

プロジェクトでキックオフ時にメンバーに意気込みを宣言してもらうというのも、このコミットメントと一貫性を活用しているものです。「私はこのプロジェクトを最後までやり遂げたいと思います」(コミットメント)と言えば、途中で日常業務がどんなに忙しくなろうと、コミットメントした手前投げ出すことができなくなります。周りにプロジェクトに後ろ向きなメンバーが出てきた時でも「ちゃんとやろうよ」と周りを鼓舞する行動をとります(一貫性)。


このようにすごく単純な理屈で簡単にメンバーに影響を与えることが出来るというのが、コミットメントと一貫性の良いところです。

職場のマネジメントだけでなく、セルフマネジメントにも応用してみて使ってみていただければと思います。