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問題とは


職場でも「お前問題意識がないぞ」「問題が何かわかってないな」という事を言ったり、言われたりする方が多いと思います。それでは「問題とは一体なにを指してしるのか?」今回はこの基本的な部分について考えてみたいと思います。

まずは一般的にもよく使われる問題の定義からです。

問題=あるべき姿 ー 現実

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問題とはあるべき姿と現実のギャップです。よってこのギャップのないところには問題は存在しません。ですから「お前問題意識がないぞ」という会話があるのは、あるべき姿が低い、現実を正しく見てないからです。

それではこのギャップをどう見るか、よくある男女の会話で考えてみましょう。

女性「私、ダイエット中なんだ。もっと痩せないと」
男性「なんで?君は痩せてるじゃないか。今のままで十分だよ」
女性「あなたわかってないわね」

コミュニケーションでの視点は割愛しますが、こういうやりとりは多いと思います。この場合では、女性が考えているあるべき姿があり、女性自身が把握している現状があります。このギャップがあるから女性にとって今の体型が問題となり、もっと痩せたいという発言につながるのです。いっぽう男性から見ると、今の女性の姿があるべき姿なのでギャップがなく問題は存在しません。これが「あなたわかってないわね」と言われる結果を生んでいます。



■あるべき姿を考え続ける

 企業の場合は永遠に継続していくゴーイングコンサーンという考え方があり、多くの経営者は会社を持続的に成長させるために、会社のあるべき姿を考えています。現状維持はありえないのです。多くの理想を考える為、認識している問題の数も多くなります。

 私が見てきた限りでは、将来トップや幹部になるようなタイプの人は、このあるべき姿を考え続けている時間が、そうでない人と比べても圧倒的に違います。この圧倒的な考えている時間は、多くの問題を見つけ、課題を解決し、組織を成長に導きます。

※立場、役割によってあるべき姿の視点が異なることが通常ですが、本コラムでは割愛します

■現実を正しく捉える

 あるべき姿を考えていても、現状を正しく捉えていなければ、正しい問題解決につながりません。多くの企業ではあるべき姿を経営目標などの数字で示し共有するようにしていますが、1次情報をトップが全て把握するのは困難です。だからこそ管理職には「とにかく現場で起こっていることを自分の目で確かめる」ということの重要性が説かれています。

三現主義=現地、現物、現実

 これは、現場に行き、現物を見て、現実を知るという考え方です。加工された二次情報だけに頼るのではなく、1次情報を徹底的に掴む努力が、現実を正しく捉えることに繋がり、問題とは何か?を知る重要な手がかりになります。

 私のコンサルティング経験上、関係者の間で問題が異なるのは、あるべき姿のズレもありますが、現状認識がズレ過ぎていることのほうが多いように感じています。


■まとめ

・問題とはあるべき姿と現状のギャップである。ギャップのないところに問題は存在しない
・あるべき姿を日常から描く、考え続けること
・現実を正しく捉える。その為にはできる限り一次情報を知り、関係者と現状認識を合わせる